子供のころや若いあいだに、なぜか先生や先輩に「板書しなさい」とか「ノートをとれ」といわれましたよね?
若いころは、周囲にそんな風にいわれてきた私もなんとなく「ノートをとる」ほうがいいんだろうなという理解はしてはいましたが、深く考えたことなんてありませんでした。
そんなわたしも年を重ねるなかで「納期・工期がやばい仕事」、「やばい状況」に直面するたびに結果としてノートに助けられた経験があります。
この記事では、ノートをどのように活用して困難な仕事・状況をクリアしたのかご紹介します。
この投稿はこんなひとにおすすめ
- 多くの仕事をかかえているひと
- ノートと手帳の使い分けを考えているひと
- 物覚えがわるいと悩んでいるひと
ノートと手帳の使い分け
ノートは主に、その場その場で浮かんで消えていく「記憶に近い状態の情報」を可視化して記録するために使います。
いってみれば、ノートは思い浮かぶもの・覚えておきたいこと すべてを対象として扱います。
一方の手帳についても同じようなものではありますが、もっと用途を限定してその「記憶に近い状態の情報」のなかでも「実行する計画」やその結果に関することを可視化し記録するために使います。
つまり
- ノート にはノンジャンルで何でも書く!いらなくなったら捨てることもある!
- 手 帳 には計画・スケジュール・行動に関することを中心に書く!大切な人生の道しるべにも記録にもなる。
という、つかいわけをします。
もちろん、手帳に何でも書く ということも間違いではないですが、位置づけをわけておけば、捨てることまで想定することも可能となり、夢や希望を叶えるためのより具体的な情報を整理することがとても楽になります。
ノートにかくべきこと
ノートに書くべきことは「オールジャンル」です。
特にノートに記していきたいのは、記憶に関することです。
人間の記憶は本当にいい加減です。
さっき思い浮かんだことが、ほんの1分もたたないうちに輪郭がおぼろげになり、次第に思い出せなくなります。
誰しも多かれ少なかれそういう経験をしているのではないでしょうか。
明治大学の先生で齋藤孝さんというかたの著書に「思考に輪郭をあたえる」という表現が登場します。
頭の中で思い描いた情報(これを思考とかアイディアとします)は、思い浮かんだ瞬間からあなたの頭の中ですぐに形を変え始めます。
場合によっては、数分の後には違うことを考えてるなんてことは日常茶飯事。
だから、思い浮かんだ瞬間、形が変わり始めるその前にその思考をノートに活字化して「輪郭」を与えましょう。
「輪郭」を与えれれた脳内情報だけが、世の中で・仕事で・暮らしのなかで役に立つことになります。
ノートにメモするメリット
さて、思考は輪郭をあたえれれなければ本当に不安定で、いっときも同じ形状でとどまってくれません。
すでにお気づきのようにノートに記載したメモは、あなたが思い浮かべたあの時の本当にナイスな姿のままそこにリンと文字という変化しない「かたち」になって鎮座しています。
あなたは、いつでもあのときの「ナイス」な自分のアイディアを取り出せる状態になっているわけです。
そして、とてもたくさんの思考はつぎつぎに浮かんでは消えていきます。
そう、つまりノートにメモが残っていれば「忘れても大丈夫!」なんです。
自信をもって忘れましょう!
よほど特殊な能力をもったひとでなければ、記憶できる情報の量や精度には限界があります。
無理に覚えておく必要なんてない!
ノートにメモを残して、全部忘れちゃいましょう!
著者自身、この発想にたどり着いてからというもの仕事だけではなく人生が本当に楽になりました。
ありがとう!ノート!って感じです。
どんなノートがいいのか
ノートならなんでもいい けどTPOを考えれば
ノートならなんでもいいです(ほんとに)。
100均でも使いやすいノートが購入できます。
ただ、デザインとあなた自身のキャラクターにギャップがありすぎる場合や、例えば大事な商談・会議などで取り出すノートが相手にダサイと印象をあたえることは避けたいところです。
TPO:Time(時)とPlace(場所)とOccasion(場面)を意識したいところです。
著者なんかはシンプルなノートなどのステーショナリーをあつかっているお店などでおきにいりのノートがみつかると大切にがしがし活用したくなります。
100均でえらぶこともありますが、気合がはいっているときは何百円もだしてノートを購入します。モチベーションにつなげるためでもあります。
オリジナルステーショナリー【etranger di costarica】
これは、特にリモートワークなどの非対面でのビジネスやコミュニケーション機会が増加しているからこそ、大切な時に「きちんと感」を相手に印象付けるために重要ですし、そういうちょっとした気遣いがあなた自身の信用やブランドを高めていきます。
たとえば、まじめな雰囲気のなかで、はたまた相手が怒っている目の前で、キャラもののデザインや下品な表現のロゴがはいったアイテムはあまりおすすめできません。
ノートの内側に遊び心があるぶんには全く問題ないので、遊ぶなら内側で、カバーは無難なものを選ぶのをおすすめします。
ビジネスマン向けノートならA5!
筆者の経験からサイズは、会社員・ビジネスマンには【A5サイズ】程度がもっとも使いやすいように思います。
しかも、ダブルリングといって、金属のコイル(くるくる)がついているものがよいでしょう。
糸や糊でとめたタイプのノートに比べるとノートを開くのがとてもスムーズで、自然と閉じてくることがありません。
ノートを「ピシャッ」とやぶって切り離すときもほかのページにダメージを与えにくく、いらなくなったページをどんどんすてて身軽になっていくこともできます。
そのかわり、リングがちょっと邪魔になることもあります。
それに対してB4サイズ、いわいる大学ノートサイズやA4サイズのノートも まじめな感じはしますが、ちょっと野暮ったい印象をあたえてしまいます。
ただ、これらのサイズでもダブルリング式のものであれば知的な印象をあたえるものがたくさんありますので、これらのサイズが好みだというひとには このダブルリング式をおすすめします。
おすすめのノートスタイル(罫線)
市販ノートは、特殊なものをのぞいて主に3~4種類のタイプわけができます。
- 罫線(横線)が入ったタイプ
- 無地(真っ白)なタイプ
- ブロックチェックもしくはドットが入ったタイプ
これも正直にいいますが、どのタイプでも大丈夫です。
あえておすすめするとすれば、
玄人なひとには無地もしくは罫線タイプ
意外と、これからノート活用がんばるぞという入門者にはドット柄のノートがいろいろ使い勝手がよいように思います。
ぜひ、お気に入りのノートスタイルを見つけてみてください。
まとめ
まとめます
- ノートはなんでも書く
- ノートに書けば忘れられる
- 会社員のノートはTPOを考えろ
- お気に入りのノートをみつけて人生ハッピーに!
ノートは何気なくとるのではなく、あなたの人生を助けるためにとりましょう!
ノートの活用ひとつを意味のあるものにすれば、きっとあなたの人生はより充実していきます。
あなたの人生をかえれるのはあなただけです。
ここまでよんでくれたひとなら、きっと大丈夫です。よりよい人生をめざしましょう!
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