仕事がとても忙しい状況は、筆者のみならずみなさんにとっても苦しいですよね。仕事がめちゃくちゃ忙しい状況は突然やってきて、真の自分の実力を試めすかのようです。
そんな状況を【習慣化】で乗り越えた実例と、それを実現させるためのポイントを紹介します。
この投稿はこんなひとにおすすめ
・信じられない物量のタスクのコントロールに苦しんでいるひと
・自分の時間を大切にしたいとおもっているひと
・ダイエット、勉強 などが続かないひと
習慣化が絶対とは?
週末ブライト.comでは、「習慣化」は絶対的な課題解決ツールだと考えています。
たとえば
- タスクがたくさんためこむひとには「タスク処理の計画をたてる」習慣
- 自分の時間がなかなか有効活用できないひとには「手帳を活用する」習慣
- ダイエットがうまくいかないひとには「運動する」習慣
などなど。
いま、みなさんのどこかにある悩みや課題を解決するための取り組みを【習慣化】してしまえば次第に状況が改善するはずです。
2021年の大河ドラマ『晴天を衝け』で、主人公となった日本の資本主義の父とよばれる渋沢栄一の著書で『論語と算盤』という書籍があります。
この本に ”よい習慣をみにつけなければならない” という表現が用いられています。”怠けた結果はやはり怠けること”とも。
この書籍を読んだときに、雷にうたれたようなひらめきがあり「習慣」というキーワードで書籍をあさりまくりました。
”よい習慣をみにつけなければならない”という表現を本サイト的な解釈で説明するとこんな感じです。
状況 | 行動(習慣) | 結果 |
自由な時間がある | [そうではない習慣] スマホをなにげなく見続ける | いろいろな情報に触れることができるが目的がないので成果がない |
自由な時間がなかなか生み出せない | [良い習慣] ゴルフをするために早起きをする | 時間はだれにでも平等ななか、自己実現のために状況を前進させている |
超重要!目標を「〇〇」ではなく「習慣化」にする
例えばダイエットのためにジョギングをはじめても、現実はなかなか成果がでにくいものです。
それこそ3日間、激烈なトレーニングをしても体重は理想の状態になるわけはないので、3日坊主になるパターンは周囲でも数多くの実例を見てきました。
他にも 英会話、禁煙、断酒、ゲーム などなど 似たようなことがよく起きます。
ここで、視点をかえてダイエットという「成果」に着目するのではなく、「ジョギングを習慣にする」ことに取り組めば、アプローチの方法がかわり継続しやすく、結果としてダイエットに成功することにつながるかもしれません。
つまり、続けられなければ元も子もないことがらについては、いきなり「成果」を目標にするのではなく「習慣化」を目標にする。
ジョギングの例でいえば、きつくないペースでしか走らない!絶対に無理はしない!という取り組みやすい状況を自分でつくることができるはずです。
筆者はそうして、もう 7年間 ジョギングをゆるーく継続させることができており、自ら堂々と「習慣」として認識できている状況になっています。
ただし、ほんとにゆっくり体にむりのないようにほどほどにです。
習慣化は難しい!実現のカギは「4」
「3日坊主」という言葉があるくらい継続的に取り組みを続けることは現代にかぎらずきっと昔から難しいこと、人間の習性のようなものだといえるでしょう。
ただ、取り組みをスタートさせれば、本当に 3日目 までは頑張れるケースが多い。
そこで、取り組みの最初の段階で 「4日目」 の実行を強く意識すると習慣化にとても有効です。
4日目、4回目をクリアしたら、次は4週目、その次は4か月 と「4」という数字をクリアしていくことが習慣化にとても有効です。
[実録] 習慣化で解決したもの
この「習慣」に着目して行動した結果、仕事とプライベートの両方を効果的に充実させた実体験を紹介します。
忙しいビジネスパーソンへのおススメの朝の習慣の例は次のようなものです。
■朝の習慣にしたこと(抜粋…ほかにもあるよ)
5:00 早起き
早起きの効果は、「一人時間」をほぼ確実に確保できること。
ほぼ間違いなく家族からの邪魔がはいらずに本当の自分だけの時間が生み出せる。
寝起きはすぐに活動できないのはあたりまえ。
まずは、洗面台に向かい、うがいして口の中を洗浄。
口の中がきれいになったら、それから軽く水やお湯を飲む。
睡眠中にうしなっている水分を軽く補給して一日がスタートします。
5:15~5:30 早朝ジョギング
運動習慣がないかたに、信じられないほどゆっくり、きついと感じないペースのジョギングをおすすめします。
ジョギングしている間にカラダがあったまるだけではなく、勝手に思考整理が始まります。
そして、なぜか前向きな気持ちで帰宅できる。
たった15分!
スマホ見ているとすぐに経過する時間をジョギングに切替えるだけで人生が変わります。
5:30~6:00 読書・勉強
短い時間を読書もしくは勉強に割り当てる。
1日たった30分でも、1週間で約3時間、1か月で12時間、1年で144時間。10年で1,440時間!
何もせずに寝ている自分と、30分の勉強を習慣にした自分との間についてしまう差は10年後には覆すことが難しい次元で広がっています。
また、そこでついた差は仕事・人生の充実レベルや収入の差としてもはや別人格といえる状況を生み出すはずです。
現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書 827) [ 渋沢 栄一 ] 価格:902円 |
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6:00~6:10 日記(ライティング)
ジョギングから戻ると、手帳のウィークリーページを開いて前日にやった仕事・遊びを思い出しながら記録する。
手帳には、すでにもともと計画されていた会議などのイベントが記入されているので、それをなぞるように「計画通りにできたのか?」「できなかったらなぜなのか?」「計画通りに行動するにはどうすればよいか?」を考える。
これにより、自分が思い描く過ごし方、仕事の成果、もっと大きくいえば「自分の理想の人生」の実現につながる。
6:10~6:30 イメージング・プランニング
手帳に一通りの日記を記述したら、思い通りの今日をイメージする。
イメージできない未来を実現することは、本当に難しい。
仕事の手順、メンバーとのコミュニケーション、会社から帰宅するときの道具をしまう様子・時間のイメージ などなどを具体的に思い浮かべる時間を作る。
この内容を、捨てても構わないメモや付箋紙に箇条書きにする。
最後に、箇条書きしたタスクを、手帳の今日一日のプランの部分に15分単位・場合によっては5分単位で、すでに予約が入っている会議などの隙間に、処理すべきタスクをパズルのようにうまく並べて書き込んでいく。
この際、できるだけ意識するのは それぞれのタスクの間に余裕時間をいれること。
どんなスーパーマンでも時間は平等。約8時間の労働時間に収まらないタスクは潔く次の機会にあてるか、チームメイトに依頼するか、残業・超過勤務で対処する。
現実は、それ以外に成果を生み出す具体的な方法はない。
■実際にこの朝の習慣で解決できたこと
- 健康的な生活と前向き思考を手に入れた
- 自己肯定ができる機会手に入れた
- 猛烈に舞い込んでくるタスクを期限内に処理できるようになった
- 仕事の成果が大きくなり、信頼と役職を手に入れた
- プライベートな時間の使い方にも応用ができた
まとめ
今回は【習慣化】の効果を筆者自身の実体験をベースにご紹介しました。
- 習慣化は課題解決にとても効果的
- 習慣化は理想の人生の実現に役に立つ
- 成果ではなく習慣化を目標にすれば結果はついてくる
- 習慣化のキーナンバーは「4」
いきなり5時起きが難しいなどそれぞれ事情があるとおもいますので、できる範囲から、やりたいと思えるものからでOKです。
まずは、4を意識して「よい習慣」の効果を実感してみてください。
そして「よい習慣」を、みなさんのよりよい人生の実現に活用してください。
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古い考え方・表現もありますが、普遍的に大切な学びも多い本です。
おすすめです。
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